過払いと金利の関係

最終更新日 2024年3月27日 by freedo

過払い金で悩んでいる人は決して少なくありません。
全国に数百万人とも言われていますから、実際には身近な人が過払いになっているおそれもあります。
こうした過払いは今でこそ規制されてほぼ無くなりました。
ですが、過去にお金を借りていた人たちに関しては今でも過払いになっているのです。
大きな社会問題になった以上、全面解消することはほぼ不可能かもしれません。

では、何故過払いが起きてしまったのでしょうか?
その大きな原因にもなったのが、いわゆる金利の存在です。
金利によって過払いへと陥ってしまい、複数の金融業者からお金を借りる多重債務になる人も続出しました。
金融業者が儲かり、個人が苦しむ負のスパイラルになってしまったのです。

私たちが金融業者からお金を借りる場合、毎月少しずつ返済していくことになります。
この返済額には所定の手数料が上乗せされていますが、これが金利の正体です。
実際の返済額は、毎月支払った額から金利が差し引かれた額になります。
例えば10万円借りて毎月1万円返済するとして、金利が月千円だったとします。
この場合、1万円から千円が差し引かれ、実際に返済している額は9千円となります。
残りが10万円から9千円を差し引き、残りは9万1千円です。

このような金利は法律で上限が定められています。
つまり、それ以上の金利を設定すると違法になるのです。
しかし過去には違法にならないグレーゾーン金利というものが存在しました。
グレーゾーン金利は金融業者の多くが採用していたほどです。

ほとんどの場合、このグレーゾーン金利が過払いの原因となっています。
大問題になって規制されましたが、規制前にお金を借りていた人たちはグレーゾーン金利の餌食になっていた可能性があります。
そのため、過払いの人たちが数百万人とも言われているのです。
金融業者にお金を借りていたなら、お金を払いすぎていたのかもしれません。
過払い請求で返してもらうことも検討してみましょう。