5chの書き込みの信頼性と匿名である意味

最終更新日 2024年4月27日 by freedo

インターネットが普及して、20年が経過をしようとしています。
以前はパソコン通信という非常にシンプルなコンテンツで、1名から多くても10名程度の人数でしかチャットができませんでした。
ところがブロードバンド回線網が整備された1999年になると、一気に送受信データが100MBを越えるようになり、オンラインと呼ばれるバーチャル空間に数多くのウェブサイトが林立するようになりました。

5chとは

そのなかでも非常に著名なものが5chです。
以前は2ちゃんねると呼ばれていた大型掲示板で、管理人が変わったことで名称も変更されるに至りました。
ここではニュースからアニメ・地域・芸能など、あらゆる情報が書き込まれており、中には凶悪な犯罪を解決へと導いた情報もあったほどです。
日本だけでなくアメリカや中国・インドネシアからでもアクセスすることができ、グローバルリズムの内容にあふれています。
ここでは、この5chの概要と匿名性ゆえに気を付けておきたい注意点について考えていきましょう。

5chが生まれた背景

まずは5chが生まれた背景についてスポットを当てていきます。
このサイトを立ち上げたのは、高校生の男子学生でした。
1998年にパソコン通信専用の掲示板というスタイルで確立させ、学生だけでなく幅広い年代層が自由に書き込みをして意見交換をすることに主軸をおいていました。
当時から匿名で情報提供をすることができ、初めて書き込みをした方なら専用のハンドルネームを得る事も出来たのが特徴です。
コテハンという名称で呼ばれていますが、これは固定ハンドルネームの略称で、このサイト内だけで通用する名前と考えるといいでしょう。
なぜずっと匿名を重んじているのか、その理由は実名ではないからこそ話せる貴重な意見があると、管理人は述べていました。
日本では集団的な行動を重視する動きがつよく、自分から目立つ行動をしない傾向にあります。
特に少数意見を語るときはその傾向が非常に強くなり、少しでも反対意見を述べられるとそこで交流を途絶えさせる方さえいるほどです。
これでは円滑なコミュニケーションができないと考えて、以降は今日までずっと匿名で書き込みができるようになりました。

➡︎5ch 書き込み 削除

プロバイダーによっては5chへのアクセスを禁止にしている

当初は20項目のジャンルしかありませんでしたが、利用者が増加するごとにルームの数は増えていき、今では2万ジャンルにまでのぼっているほどです。
基本的にはパソコンやタブレット端末といった情報通信機器を持っていれば、どこからでもアクセスをすることができます。
しかし、使用しているプロバイダーによっては、5chへのアクセスを禁止にしているところもあるので、注意をしましょう。
禁止になされている理由について触れていくと、たびたびこの掲示板では凶悪な犯罪を示唆する内容が記載されたり、違法薬物の売買現場に選ばれることがあるからです。
公安委員会と警察庁では、掲示板をダークウェブサイトに認定しており、定期的にサイバーポリスが巡回もなされています。
これほど強い警戒をおこなっている背景には、掲示板のメインサーバーがモロッコとパラグアイに置かれているからです。
インターネットはグローバルなサービスゆえに、世界各地にウェブサイトのデータを置くサーバーが活用されます。
しかし、日本のウェブサイトは東京や北海道のメインスポットで活用するのが基本です。
そのルールを適応していないのがこの掲示板で、書き込みをおこなった人物の所在がつかめないというデメリットを有しているのが事実です。

2010年に発生した名古屋の凶悪犯罪

2010年に発生した名古屋の凶悪犯罪では、掲示板で知り合った人物たちが犯行を実施してり、そのデータと証拠を得るためにインターポールに捜査依頼をしたほどです。
事件が解決するまでに4年もの期間を有することになったので、今では公安は組織を挙げて未然に事件を防ぐ努力をなされているわけになります。
度重なる匿名阻止の命令を受け入れていない管理人ですが、そのスタイルは今後もかわることはないでしょう。

5chを賢く活用する秘訣

ここからは、5chを賢く活用する秘訣を伝授していきます。
先述したように負の側面だけでなく、非常に有益な情報を得られるサイトでもあるので、利用者が正しい判断で使っていけば生活を充実させることも不可能ではありません。
たとえばニュース速報というルームなら、巨大地震・ゲリラ豪雨といった自然災害が起こればすぐにスレッドが立てられます。
リアルタイムで現地の様子がわかるコメントも多く、なかには避難ができなくて助けを求める方の声も見つけられているほどです。
避難所に物資が来ない・行方不明者を探して欲しいという助けもあり、その声に全国の数多くの有志が応えていました。
アニメジャンルなら、同じ作品を好む方たち同士で交流を持っており、定期的にオフ会と呼ばれる会合を開いています。

まとめ

ここで知り合った方同士が結婚することも珍しくはなく、人と人をつなぐ素晴らしい場所になっているのもまた事実です。